第4章:ゴールを高めつづけよう|価値の純度を高める

  核心に迫るゴールに出会う
  価値はアファメーションを通じて増える
  各スキルの位置づけ
  ゴールのイメージのつくりかた
  資源を集めて価値の純度を高める
   - 趣味は最強
   - 無趣味な人は簡単に考えて
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この記事でわかること:忙しい時ほど「自分らしさ」に回帰する時間が必要

この記事の要点は…

  •  大変な時期ほど、自分らしさとゴールを保つためのアファメーション実践が重要
  • 短時間でも続けられるアファメーションは、未来の記憶とセルフイメージを呼び出す

本来の自分に回帰:スキル6で未来の記憶を蓄積

仕事が忙しく拘束時間が長いと、必然的に緊張も長くなります。リラックスの時間を意識的に確保することが重要です。ただし、ここで優先すべきは、あなたの「社会的役割」ではなく「自分らしさ」を取り戻す時間です。この時間は、セルフイメージやゴールを高める時間も兼ねることができます。

緊張を緩めるためには、飲食/テレビ/動画/ゲームなどに頼るのが簡単ですが、おすすめできません。確かに、一時的にリラックスした気分にはなりますが「より高いセルフイメージの未来の記憶をつくる/再現する」という蓄積がなく、現状のパターンを繰り返すだけになってしまいます。

変化は時間が経てば自然と起こりますが、限界突破や変革は「意図的に起こす」ことで、実現するものです。変化をつくるための元気を貯めるには、「自分らしさ」に回帰できる自問自答の時間を持つことが有効です。ただし、質問をするだけでは過去の記憶を引き出すことが主になるため、未来の記憶をつくるスキル6を活用するのがおすすめです。また、スキル1~2の併用があれば、パターンの変更を促しやすいでしょう。

アファメーション実践 1回約10秒

私が家族経営に関わった当初、公私の区別なく働きすぎていました。小規模な自営業では、すべてを自分たちでこなす必要があり、週7日働いていても誰も気にしません。ですが、どんなに忙しくても、短時間でも趣味の読書とゴール設定、アファメーションのための時間は日々確保していました。振り返ると、仕事以外の思い出が少ないことは少し残念ですが、当時はその反動で未来のイメージを本気で描くようになったのかもしれません。

アファメーションを習慣に取り入れてからは、仕事も私生活も順調に進み、結果がついてくるようになりました。コーチングの個人クライアントの方々も素晴らしい結果を出すに至り、それまでは頭の中で描けていただけだった方法への確信も深まりました。納得のいく結果が出るまでは、自分の行動や能力に対する自己評価は低いままでしたが、目指すゴールをできる限り高く設定し、ブレずに持ちつづけたことがよかったのだと思います。忙しい中でも、ゴール設定とアファメーションの時間を確保していて本当に良かった。

無意識の意識化 = 言語化できれば行動もしやすい

ゴール設定は無意識を意識化する活動です。「何が、どうなって、その結果が出たのか?」を振り返ることで、自分なりの意味体系につなげることができます。意識化や言語化の蓄積が認識を変え「自分の意見」が確立していくのです。言語化できていることは、行動に移しやすいのです。

疲労やストレスがあり、忙しさに追われるときこそ、本書で解説したアファメーションをおすすめできます。本書でのアファメーションは、自分自身がつくったオリジナルであり、自分の純度の高いゴールに直結するものなので、違和感を覚えることはありません。また、どんなに忙しくてもアファメーションを唱えるくらいならできるし、唱えなくても心の中で意識するだけでも効果はあります。この手軽さから、続けることができました。

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