📘ここまでの、テーマ設定の切り口は、下記の2つでした…
3-1 自問自答を通じた夢の深掘り
4-1 人生の価値を最大化する視点

3-1と4-1の視点を掛け合わせることで、理論上は無限にゴールを設定できます。ですが、限界突破ゴールと呼ぶには、密度が薄く範囲が広すぎるため、5-5までのステップで「ひとつのゴール」に集約させます。

3-1や4-1を進める中で「以前からやりたかったこと」や「これからやりたいこと」を思い出したかもしれません。あるいは、過去に封印していた大切なことに気づいた人もいるでしょう。一方で、やりたいことが多すぎて整理がつかずモヤッと感じた人もいると思います。逆に長い間一貫した目標を持ちつづけている人もいるかもしれません。

5-1では、スキル3と4で見えてきたテーマを、自分のゴールとして定めます。

3-1と4-1は自由度が高いため、ゴールを決める際の「優先基準」を設けています。ゴールを決める(設定する)ことは、イメージの「場面」を定めることです。具体的には、絵や映像として浮かぶ瞬間を特定することを意味します。どの場面をゴールに設定するかの基準は、「ポジティブであること」と「臨場感が高いこと」です。下記を一読し、条件を満たす場面を一つ特定しましょう。

《 ゴールに決める基準:「ポジティブ」かつ「臨場感が高い」場面 》

・ワクワク、嬉しい、楽しい、好きといったポジティブな情と直結する
・今の自分にとって、課題度や重要度が高く、大切だと感じること
・「本気でやりたい」「心からの望み」と確信できる出来事である
・想像したときに特に印象的で、心を揺さぶられる感動がある
・未来のゴールの環境が身近で理解でき、状況が鮮明に伝わる
・想像上でも絵/映像に存在感や、親近感を強く感じる
・ゴールの場面に強く共感し、自然と感情移入できる
・とても自分らしく、リラックスした状態でいる
[5-1-1]

「臨場感が高い」とは?下記のような体感を伴うことです…

・ただのイメージのはずなのに鮮明に見える
・音が聞こえてきそうなほどリアルに感じる
・心臓の鼓動が少し高まるような感覚がある
・思わず息をのむような感覚を覚える

「ポジティブ度が高い」とは?想像したとき、自分の感情が最もポジティブに変化する場面のことです。

「臨場感」「ポジティブ感」これら両方を満たす場面を特定しましょう。

まとめると、ゴールを決める手順は…

3-1や4-1で書いた内容を、それぞれ映像としてイメージしてみる

ポジティブ感情が強く、かつ臨場感の高い場面を一つ突き止める

これだけです。「これをゴールにする」という100%の本気が加わればゴールの迫真度が増し、さらに臨場感も強まるため効果的なゴールになります。仮の設定として気軽にすすめても問題ありませんが、絶対に実現する、と本気で決めても構いません。仮決めの段階でも「これは自分らしいゴールだ!」という確信度が6割程度あるなら、そこからの変化を実感しやすくなるでしょう。「実現する」と本気で決めた瞬間、そのことで迷ったり悩んだりする時間から解放されます。本気で決めようが決めまいが、セルフイメージには一定の影響を与えます。

ポジティブかつ臨場感の高いゴールの場面を特定できたら、5-1-1にチェックを入れましょう。

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