📘身体の感情のある部分に意識を集中すると、感情がどんな姿をしているのか、わかります。
どんな「色」「形」「音」「動き」「重さ」などの五感情報を伴っているでしょうか?どんな姿形でしょうか?
まるで人格を持つように何か言いたげだったり、それなりの存在感で、圧迫感や質感や温度など、色々な情報がわかるかもしれません。本来形のないはずの感情でも、意識しさえすれば主観的五感で認識される、豊かな情報源です。
色、形、音、動き、重さ、だけでなく、
見え方 (視覚):
色/形/遠近/明るさ/深さ/大きさ/鮮明度/位置/立体
聞こえ方 (聴覚):
音量/音程/テンポ/リズム/音の明瞭さ/距離
感じ方 (体感覚):
動き/重さ/圧力/温度/感触/質感/輪郭/位置/強さ/方向
[2-4]
などが感情の最小単位になります。明確になるのは、このうちの数個だと思います。それぞれひとつひとつ、焦点を移していくように確認すると、時間とともにはっきりしてきます。
例で解説してみます。
《感情の五感情報 (例)》
「『◯◯してはいけない/◯◯できない』の感情は心臓のあたりにあるようだ。色は深い緑、形は不規則な多面体かもしれない。小刻みに振動するような音がして、ゆっくりうずを巻くような動きがある。重い軽いはよくわからない」
見えたま/聞えたまま/感じたままを記述して、こんな風です。素直に言葉に落としてみましょう。
その感情相手に、コミュニケーションをとってみるとうまくいきます。
・人格を持っていると仮定して話しかける
・感情を生き物に例えながら、見る
・手をかざしたり触ったりするまねをする
などしてみると、より鮮明になるでしょう。全種類でなく、数個が明確になれば十分で、必要な時間をかけます。
その「見え方/聞こえ方/感じ方」など、そのまま覚えておくか、2-4にメモをとっておきましょう。