📘設定するゴールの規模がモチベーションに比例するため、ゴールには、毎回、妥協なしの「超ポジティブ/超出世」要素を加えてください。
ゴールを決める際、下記のような思考や感情は効果を下げてしまうため、当てはまらないか、都度チェックしましょう。
・自分のゴールを自由に持ってはいけない、などの禁止/制限の思考
・誰かの期待に応えなくてはいけない、など現状の役割への義務感
・自分のニーズや望みを尊重(優先)することへの罪悪感/遠慮
・ゴールの達成能力や行動力への疑い/謙遜
個人が、自分のゴールに向かい自由に好きなだけ没頭できる環境を手に入れることは、普通は難しいかもしれません。周囲には、嫉妬や同調圧力やら反対勢力などゼロではないわけで、一定の妥協は余儀なくされているはずです。
上記のような、自分を制限する思考や、義務感、罪悪感、遠慮、疑い、謙遜などの感情は、状況に応じて大なり小なり生まれます。ですが、本書のスキルで自分のゴールを考える際、これらの感情は邪魔になります。本音を曇らせ迷わせて本心を見えにくくさせてしまうため、ゴールを考えるときは意識して排除します。
本メソッドは、「ゴール達成に必要な行動をいますぐ実行してください」、という趣旨ではなく、「ゴールをイメージしましょう」としか言っていませんので。ですが、感情とは、自動的に湧いてきてしまうもので、「この考えや、感じ方(制限的思考、義務感、罪悪感、遠慮、疑い、謙遜)は正しい。良いことだ。」などの判断で、いつ、ゴールを考えること自体やめてしまうとも限りません。この考え方、感じ方は、社会人としては望ましい部分もあるからです。ですが、決めるゴールの規模が小さいと、モチベーションへの効果も低くなってしまい、セルフコーチングの醍醐味がなくなってしまいます。
本書の方法はゴールを決めイメージするだけで、イメージすることは自分の限界突破促進のための手段にすぎません。個人的なゴール設定のときは、「ゴールを持つ自由」、「ゴールを自分で決める自由」を意識的に、積極的に自分に許可してください。義務感を無責任に手放せ、など言っていません。自分のことだけ優先する人間を目指せ、と言っているわけでもありません。むしろ、コンセプトはそれとは逆方向です。ゴールのイメージは、自分を変化させる道具です。
今後、さらに「超」ポジティブ/「超」出世度合いを高めたゴールにしようと試みて、上記のようなネガティブな思考や感情が立ちはだかってきたら、スキル1~スキル2実践で対応できます。
ゴールを追求するにあたって、義務感、罪悪感、遠慮、疑い、謙遜などが湧いてきたら、それを1-1からテーマとして設定し、スキル2までつづけて完了させましょう。
義務感は社会的役割と連動していますが、「役割」は、ひとつだけよりも、様々な分野で引き受けた方が価値は活性するため、色んな役割に向けゴールを設定しましょう。個人的にゴールを持つことは、人や社会にも好影響です。うしろめたい要素はないので、罪悪感も必要ありません。