📘この1-5-2では、1-5-1答えから本質的な価値を「ひとつの言葉」へ集約させていきます。たとえば、1-5-1メモが前述のように下記だったとして…
【1-5-1メモ例】
・自分を信じていたから
・信頼できる人が一緒にやってくれたから
・手順や体系に関する知識が手に入った
・体調がよくご機嫌だったから
・思考がクリアだったから
・◯◯◯◯
・◯◯◯
このように、メモ全体を俯瞰してみると、たとえば「自分や相手への信頼」が軸になっていることが見えてくるかもしれません。そうであれば「信頼」が、このメモ全体に共通する価値のエッセンスと言えるでしょう。一方、「体調や気分の良さ」「思考がクリアで集中力があった」に重点があれば、「健康」とうい別の価値、という見方にもなりそうです。
いくつかの価値が見つかった場合は、最初に強く「これだ」と感じたものを優先して採用しましょう。
「エッセンス化した言葉=あなたにとっての価値」です。ただし、大切なことほど、言葉にしにくいものでもあります。もし、すぐに言語化できなければ、それはむしろ核心に近い証拠かもしれず、良いことです。
【価値を見つける際のポイント】
「喉まで出かかる言葉を言語化しようとする時間」こそが、大切です…
・1-5-1のメモを見返す
↓
・心の中の1-4イメージを再確認
↓
・両方を行き来しながら分析
こうしたプロセスで、自然に言葉になっていくでしょう。1-5-1を要約しようとするよりは)1-4-1絵(映像)を意識すると良いでしょう。必要な時間をかけ、しっくりくる表現をみつけてください。
ここで価値のおさらいですが…
・自分らしさの本質とつながっています
・増えて広がれば素直にうれしく、幸せ
・時間を充実させてくれるもの
・それがいつまでもつづいてほしいと願う
・それを守るためなら、自然と力が湧いてくる
・人それぞれものも
・対象や機会、状況によっても変わる
・価値の特定に正解/不正解はありません
つまり、「価値とは=自分にとって大切なもの」で、重要なのはあなたが「これだ」と確信できることです。
【言葉の形式について】
・可能であれば1語にする
・どうしても1語で表せない場合…「本当に1語にできないか?」をよく吟味する
・「本質を現している言葉か」「正確な表現」になっているかよく確認する
・どうしても1語で表せない場合、2語や短いフレーズでも構いません
「これだ」と確信がもてたら、それを1-5-2に記入しましょう。
価値の例としては、多くのポジティブな価値があります。下記は、よく見られるポジティブな価値の例です。
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《プラスの価値 例》
成長、平和、貢献、愛、個性、尊敬、中立、感謝、純粋、成功、豊かさ、コミュニケーション、和解、協力、結果、自律性、革新、居場所、プロフェッショナル、上品さ、自由、公正、平等、安心、美しさ、確信、達成、勝利、援助、本音、知識、真実、正義、情熱、シンプル、効率、効果、楽しさ、承認、秀逸、主体性、着実、能率、ロマン、習得、好奇心、唯一性、喜び、ナンバー1、冒険、軽い、尊厳、素直、帰属、新しさ、親切、ゴール、上質、エレガント、理解、快適、健康、学び、創造性、生産性、高貴、変化、変容、ユーモア、パワー、洗練、透明性、刺激的、尊重、自主性、体得、安定、秩序、目標、オープン、調和、協調、高潔、進歩、優秀、正直さ、成熟、前進、誠実、活力、屈強、冷静、安全、探求、静けさ、追及、居心地、忍耐、驚き、癒やし、自信、受容、ワクワク、極める、興味、教育、リラックス、公平、つながり、愛情、自立、挑戦
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個人差、抽象度や表現の違いによって、種類はもっと広がっているものと思います。
※あくまで参考情報です。スキルの効果を活かすには、この一覧から「選ぶ」のではなく、自分の内側から湧いてきた言葉を優先しましょう。