📘「2-7自己像」を俯瞰する視点を保ちましょう。ポジティブ方向へ転換させる「価値」を特定するために、「2-7自分にとっての目的」と、「その目的の達成に必要な、条件/理由」から考えましょう。これは、1-4でお伝えした「うまくいくための条件/理由と価値の深いつながり」と同じ考え方です。以下の質問を参考にしましょう。
「2-7自分は、本当はどんな目的を達成したくて、その状態を選んだのか?」
「2-7自分は、本当は実現したい…どんな理由があって、どんな決断をしたのか?」
「2-7自分は、どんな条件が揃っていれば、本当はうまくいったのか?」
「今の私が、2-7自分にどう関わってあげたら、その2-6思い込みや決めつけを解いてくれるのか?」
[2-9-1]
これらの質問は同じ意味を持っているので、どれに答えても構いません。答えはいくつでも、長めのセンテンスでも単語でも大丈夫です。
明確になったら、これまでの思考を踏まえて…
「その感情がネガティブではなく、どんなプラスの価値で満たされていたら、うまくいったのか?」
[2-9-1]
を、短いひと言で表現しましょう。例えば、これまで考えた条件/理由から…
・目的達成までのためには「安心」が必要だったかもしれない
・「勇気」があれば、変に決めつけたり思い込んだりせずに済んだかもしれない
・「自信」が十分なら、もっと上手くいったかもしれない
といった、答えが浮かぶかもしれません。考える過程で、「安心」「勇気」「自信」などの「価値」がキーワードとして出てきます。「これだ!」というプラスの価値を、イメージの観察から見つけます。2-9-1答えは、長い説明文でも構いませんが、なるべく簡潔な短い言葉にまとめましょう。ただし、正確に説明できていれば、言葉の長さは問題ではありません。
特定した価値は、2-9-1の欄に記録してください。
悪影響のきっかけとなる人物が現れていなかった場合、次の2-9-2は省略し、2-10へすすみます。