[2-0-1] まず、ゴールでの自分の姿を思い浮かべる

想像してもらいたいのは、夢、目標、理想の世界、理想の生活、目的、Want toなどゴールを達成した「自分の姿」です。一つのゴールでも、複数のゴールでも構いません。どんな内容でも自由です。

決定ではなく暫定のものでOKです。短時間でもOKですのでイメージする時間をとりましょう。目を閉じれば、より想像しやすいかもしれません。

ゴールを想像するときは、達成場面の絵や映像の瞬間を切り取るように意識します。その場面の中にいる未来の自分は、どんな様子か?を確認しするのです。どんな表情で、どんな姿勢や呼吸、動作をしているか、服装、まわりの状況など、印象的な情報を、ざっくりと覚えておきます。

2-0-1はスキル5限界突破ゴール設定やり方の予習も兼ねています。想像するだけで構いませんが、メモをとりたいときは、2-0欄になります。

[2-0-1-(1)] そこに、超出世の要素を加える

もっと効果的なゴールにするには、2-0-1に「出世」要素を加えます。出世、といっても、仕事でのポジションという意味もありますが、それだけに限りません。仕事でもプライベートでも、様々な分野で、になります。

例えばですが、幼稚園児にとっては中学生がとても大人に見えているものでしょう。その先の20代、30代ともなれば、想像のつかない世界に見えているのではないでしょうか。その場合、その幼稚園生にとっては、社会人になることは「超出世ゴール」。

大人にとっての「超出世」なら、どうでしょうか。

例えば…
「いまは下積み。でも、独立したらシェアNo1企業へ」
「初心者だけど、いずれはその道の巨匠に」
「今おひとり様。でも、未来では玄孫達に囲まれている」

のように、大出世を超えて「超」の出世レベルのゴール、かつ、本音でやりたいこと、である必要があります。

誰かの真似をする必要はありません。素直な望みや、現状の困りごとなどから、「超出世」の発想しましょう。

その自分はどんな姿か?特徴や印象を、確認しておきます。中身が変化したら、都度、切り取った場面を意識的に覚えておくことが重要です。

未来のイメージは、脳が記憶を材料にして適当に合成したものにすぎないので、ビジョン自体に重要な意味があるわけではありません。重要なのは、その場面と連動する感情状態が記憶にとどまってくれることになります。

[2-0-1-(2)] 超ポジティブの要素も加える

効果的なゴールには、超ポジティブ要素も必要です。

自分だけが得をする、とか、誰かの不幸/不利益など招くネガティブ要素がゴールに含まれると、モチベーション増への効果は低いでしょう。例えば、怒りや、不機嫌、くやしさなどの感情が、ゴールの根底にあるとしたら…。こういったネガティブ感情もモチベーションの一種であることは確かですが、ネガティブがゴールになっていると、結局ネガティブが実現してしている、ということになります。

ネガティブ要素は、ポジティブ要素と裏表なので、できる限りプラスへひっくり返しておきます。怒りがあり、不機嫌があり、くやしかったのは、達成したい目的や、本当は実現したいゴールが何か存在したからだ、という前提で考えること。怒りではなく、不機嫌ではなく、くやしいでもなく、…そうではなく、「本当はどうなりたかった?」その背景や根本を、自分で深掘りします。できる限り、「キラキラ」「高尚な」ゴールへの言語化を試みてください。より多くの人と共有できる意義あるゴールの方が、自分の長期モチベーションにつながります。

ネガティブ要素がないかのように見えるゴールでも、もっとポジティブ度が上がったとしたら、「超」なポジティブゴールは、どんなゴール?…時間をとり、考えます。輝きを更新し言語化しましょう。余談ですが、成長や挑戦という価値の実現を期待しやすいのは、「仕事」や「趣味」の分野になります(ビフォーアフターの差が計測しやすいから)。

自分にとっての本音の望みや必要性をベースに考えます。「超」ポジティブ要素が加わったら、「その未来のゴール場面の自分の姿」の、詳細をイメージして観察、内容を覚えておきましょう。

[2-0-1-(3)] それが、こんなゴール像になっていたらOK①

ゴールとして効果的、と思われる条件を挙げています。

《限界突破ゴール設定の条件①》
□何をどうやったら実現できるかわからないが、できるとしたらうれしいゴール
□よりポジティブで、ギャップが大きく、遠く、高い目標ほど効果的なゴール
□一見他人事に思えるほどギャップがあるが、より自分らしい在り方
□いまの自分とは異質なようでいて、本音では望んでいる在り方
□手が届きそうになく、一度は諦めたり封印したりした夢
□不安を感じるが、絶対に失敗しないならやりたいこと
□実現したら心の底からうれしい「Want to」のゴール
□過去の延長線上にはないが、とても自分らしい姿
□現状の自分の枠をはるかに超えるが、本質的
□納得感や一致感が高く、やらされ感もないもの
□身近ではないが、最高に魅力的なゴール

どれも限界突破を促しやすく、どれか、一つ以上にチェックが入るようなゴールになっていれば、大体OKです。もっとポジティブ、もっと出世の要素を思いついたら、ゴールに追加して、イメージを更新し、その自分の姿の特徴を覚えておきましょう。

[2-0-1-(4)] こんなゴールになっていたらOK②

効果的なゴールを形容しています。

《限界突破ゴール設定の条件②》
□諦めたくないゴール
□とんでもないゴール
□突き抜けたゴール
□桁外れのゴール
□卓越したゴール
□挑戦的なゴール
□野心的なゴール
□圧倒的なゴール
□高尚なゴール
□情熱的なゴール
□魅力的なゴール
□飛躍的なゴール
□劇的なゴール

どれか、一つ以上にチェックが入るようなゴールなら、良いゴールではないでしょうか。ここにない、もっと別の表現もできると思います。上記はあくまで例ですし、ご自身なりに形容するのがベストです。

「超ポジティブ/超出世ゴールの自分の姿と、自分を取り巻く状況」イメージ(妄想)します。同じゴールでも、昨日つくったイメージと、今日つくるイメージは違います。ときの感情状態によっても違うもの。また、イメージは消えやすく、忘れやすい。だから、機会があれば、頻繁にイメージするのも効果的です。

沢山書き出しておくのも方法です。時間をかけイメージするだけでも構いませんが、記録を残すなら、ワークシート2-0欄に。ここまでの内容のポイントを記録しましょう。

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