📘仮に、「2-4感情そのものに、独立した人格がある」と考え、便宜上「思い込み感情さん」と呼ぶことにしましょう。「思い込み感情さん」は、どんな様子でしょうか?以下の質問に答えてみてください。

思い込み感情さんに人格があるとしたら…
「何を、深く思い込んでいる?」
「何を、決めつけている?」
「何を、心に決めている?」
「そのとき、何を決断した?」
[2-6]

これらの質問は、同じ意味を持っているので、答えは一つで構いません。答えやすい質問に、どれかひとつ答えを出せばOKです。

ここで注目するのは、「自分2-1の思い込み」ではなく「思い込み感情さん2-4の持っている思い込み」、という点です。2-1でしたのと同様に、「私は○○だ」といった自己評価ではなく、「○○できない/○○してはいけない」など、能力/行動に関する思い込みを、読み取りましょう。

思い込み感情さんは困っているので、直接尋ねてみるのも効果的です。

なお、2-1と語尾が同じとは限りません。2-1手順と同じ要領で…
・●●できない
・●●してはいけない

のどちらの語尾か?、まず特定します。単語やセンテンスとして言葉が浮かんでくるまで、必要な時間をかけてください。

「2-1で特定したフレーズ」と、「思い込み感情さんの言葉2-6」とは、語尾だけでなくニュアンスが変わることがあります。自然に湧いてきた言葉で構いません。

2-6の方が、より古い記憶や深い納得感など、原体験的な原因へ近づくことがあります。もし、2-1と2-6が異なる場合は、2-1の言葉は却下し、2-6をテーマとして次のステップに進みましょう。

思いこみの言葉/フレーズが特定できたら、2-6項目としてメモしてください

次のステップ
📘 第2章:スキル2
「[2-7]1-7~2-6自己像を客観視」へ ▶▶進む

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