第4章:長期活用は即効性よりも確実さ
セルフコーチングの変化は長期戦
自分にも他人にも優しい
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コーチは身近な先輩と自分
この記事でわかること:誰にも知られず変わろう
- 妨害を回避しながら成長・挑戦したいときは、水面下で進めて
📘 「序列」は社会に深く根付いた便利なルールです。世の中には、様々な序列が存在します。年齢、経験度合い、役職、学歴、専門性、知識、経済力、人気度いなどがその基準になります。これらの序列には、社会の秩序を保つ役割がある一方で、新しい変革を起こそうとする人には障害になることがあります。変革を起こそうとすると「出る杭を打つ」勢力がどこからともなく現れるからです。
たとえば「1ヶ月でも1歳でも年上だから」、とか、「経験があるから自分の方が上」といった理由で、その人の能力や意見と無関係に、立ち位置が固定されてしまうことがありあます。ですが、人が向かい合って、お互いに梯子を登ったり降りたりするように、立場が揺れ動くのは本来不自然なことです。
では、序列が強くない環境なら自由なのかといえば、そうとも限りません。そこには別の形の同調圧力が存在することが多いからです。私は日本が好きですが、挑戦や成長を最優先にする環境としては、良い環境とはいえないかもしれません。
ですが、本書の方法を使えば、どんな環境でも心の中は自分で整えることができます。状況は状況として切り離し、自分が成長や挑戦をつづけられる環境を自分自身の中につくることができますので、成長や挑戦を諦めないでください。
もしも、批判されたり周囲から浮いてしまうことが怖いのであれば、水面下で行動するのが、個人的におすすめです。ノーマークなら余計な邪魔が入らないからです。実際、人は思っている以上に他人に興味がありません。だからこそ、「やりたいことができる隙間(スペースや時間)」は、必ずあります。
また、目先の勝ち負けにこだわるのは、時間の浪費につながりがちです。大切なのは、根回しをしつつ実力をつけ、本当に欲しい結果を最短で手に入れる…「最終的にゴールにたどり着けば」それで良いのではないでしょうか。
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