この記事でわかること:アファメーションの続け方と効かせ方
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この記事の要点
- アファメーションによる変化は時間差で現れるため、継続が重要
- アファメーションは、認識やモチベーション、行動にも影響を与える
- この時期の感情の波は、変化と成長の前兆と考えよう
- アファメーション活用と、「自分のやりたいこと」を日々平行すること
唱える効果的なタイミング
アファメーションが手に入ったら、日常的に唱える習慣をつくりましょう。声に出すのが理想ですが、心の中でつぶやいたり、読むだけでもOKです。重要なのは、意識することなので、やらないよりは少しでも実践する方が効果的です。
無意識にアクセスしやすい「朝起きたとき」と「就寝前」が特におすすめですが、決めすぎるとモチベーションが下がる人は、好きなタイミングで使ってOKです。1日2回に限らず、もっと多い頻度でも構いませんし、1日1回でも、1日置きでもやらないよりは効果があります。
唱え方のポイント
・アファメーションの言葉6-12は、一度に3回以上繰り返し唱えること
・唱えるときは6-11情景を思い浮かべること
アファメーションでゴールの聴覚情報と言語感覚情報、情景を思い浮かべることでゴール視覚情報を活性します。情報が多いほど体感覚も引き出されやすくなります。
気分が落ち込んだときにも活用できる
アファメーションは習慣として継続することが基本ですが、特に効果的な使い方として、気分が落ち込んだとき、調子がいまいちなときに活用するのも、おすすめです。
なぜなら、調子が良くないときは、心の中の会話もネガティブになりがちだからです。
リマインダーの活用が便利
スマートフォンやスマートウォッチのリマインダー機能を使って、アファメーション6-12を毎日表示させるのも便利です。
アファメーションの数は1つで十分
複数のアファメーションを並行して使っても構いませんが、基本的には「最新ゴールの最新のアファメーションを1つ」使うだけで十分です。
アファメーションの効果
アファメーションを続けていると、自分の状態の変化や効果に気付くことがあります。逆に、何の効果も感じないことも多いでしょう。もし、アファメーションの効果を確かめたいなら…「アファメーションを実践する期間」と「しない期間」を意図的に分け、長期的に比較してみてください。アファメーションのポジティブな変化は、時間差で訪れます。スキル1〜スキル6を繰り返し、ゴール設定やアファメーションの更新を重ねるほど、変化を感じるまでの時間は短くなってくるはずです。
ゴールと関連する情報を引き寄せてくれる
アファメーションは、淡々と意識すればOKです。アファメーションを使いつづけ、現実に対する認識が変わり始めたら、ゴールと関連の強い情報が自然と目に入るようになります。たとえば、「新しい車が欲しい」と思えば、道ゆく車が目につきやすくなるし、関連する情報が耳にも入りやすくなります。ゴールへの高性能のアンテナが無意識に働き、必要な情報が集まりやすくなるのです。これが、「アファメーションを続けると結果が出やすくなる」と言われる理由のひとつです。「その先」にどんな世界が拓け、さらにどんなゴールに出会っていくかは未知数ですが、結局たどりつくのは、「より自分らしいゴール」です。つまり、ますます「自分らしさ」が増強します。
ネガティブな出来事が目立つ理由
その一方で、ゴールに向けた行動や意図を打ち消そうとするような出来事や反応は、以前よりも目立って感じられることがあります。たとえば…
・ネガティブな出来事
・他人の否定的な言葉
これらが、今まで以上に気になってくるかもしれません。その理由は、ゴールと現実とのギャップが大きくなるほど、ゴールと一致しない思い込みが意識に上りやすくなるためです。しかし、これらは、古い信念の現れにすぎません。つまり、自分の心が生み出したものにすぎず、ゴール実現の邪魔をする本質的な障害にはなりません。
行動にも変化を与える
アファメーションは、認識の変化だけでなく、行動にも変化を引き起こします。ただし、それは無意識の変化であるため、自分ではすぐには気づきにくいものです。長い目で振り返ることで、初めて「あのとき、確かに行動が変わっていた」と妥当な評価ができるようになります。変化に確信が持てるまでのプロセスは長期戦です。無理しすぎたり、頑張りすぎたりするのではなく、「能力の高い無意識」に任せることが、着実な変化につながります。
アファメーションを継続することで起こる変化
スキル1~6を継続することで「ポジティブな感情/思考/認識」の割合は増えるでしょう。ただし、その変化は急激に起こるわけではなく、ゆっくりとしたプロセスで進むことが多いです。私の経験では、最初のうちはアファメーションの言葉やフレーズをリマインダーに設定しないと、すぐに忘れてしまっていました。リマインダーが表示されても、無意識のうちに無視したり、数秒で済むにもかかわらずつい実践を後回しにしてしまったり、そのままやめてしまうこともありました。ですが、効果を感じるにつれて、自然と習慣化していきました。何をやっても三日坊主になりがちな私でも、アファメーションの習慣は何年も続きました。
最終的に、アファメーションが日常に溶け込んでいく形になり、日々自然に実践できるようになりました。日常でふと口にする言葉が、アファメーションと一致するようになり、わざわざ唱える必要がなくなったのです。もともと「古いセルフイメージ=過去の自分、新しいセルフイメージ=今の自分」という区別が自分の中にありましたが、その境界も薄れつつあります。「セルフイメージが本当に入れ替わことは、あるのだ」と今は実感しています。
変化への向き合い方
まとめると、ゴール設定が成功し、変化が始まる最初の段階では、ネガティブな出来事が増えるように感じることがりあります。ですが、これは、「ゴール達成が近づいている証」です。実際は、状況の悪化ではなく思い込みが表に現れたものにすぎませんので、変化のプロセスの一部として捉えて問題ありません。
ただし、本当に状況が悪化しているのか、それとも好転への変化なのかを見極める視点は重要です。変化に対し安易な決めつけをせず、せめて3週間は状況を静観するよう意識してください。
その期間も、下記の行動を継続しましょう…
・日々アファメーションを意識的に活用する
・スキル3、スキル4を意識する
・ゴール設定(資源集め)や、達成に役立つ行動をとる
・ゴールやアファメーションを、必要に応じて更新する
つまり「自分のやりたいことを、やりましょう」ということです。
スキル1〜スキル6の繰り返し、ゴールの抽象度が上がるにつれて、ネガティブな変化が強く見えることがあります。ですが、それはまるで「高くジャンプする前に、膝を沈めている状態」のようなもの。ゴールが達成される頃には…
・当初感じていた「状況の悪化」は単なる思い込みだったと気づく
・大切なものを失ったり、人との関係に悪影響を及ぼすことなく、むしろ状況は総じて良い方向へ向かっていた
と実感できるはずです。自分の邪魔をするように見えた人すら、最終的には「味方だった」とわかるでしょう。ネガティブに見える変化に対し、過剰反応をすることなく、「やりたいこと」や「アファメーション」の方を意識して過ごしてください。
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