📘手のひらの上にある、「ネガティブ感情さん2-4」の影響力を弱めていきましょう。「思い込み感情2-4」と「思い込みの言葉/フレーズ2-6」は結びつき、セットの記憶として定着しています。そのため、「思い込み感情」の状態が変われば「思い込みの中身(概念)」も同時に変化します。

手のひらの思い込み感情さん2-4を、下記のようなニュートラルな姿へと変化させていきます。
「自分にとって侵襲的でない」
「圧倒される感じのない」
「圧迫感のない」
「不快感のない」
このような姿や状態へと変えましょう。

2-11~2-12はネガティブ感情を含むため、集中が必要になります。どのような作業を行うのか、ひと通り内容に目を通してから取りかかりましょう。

ここでは、思いこみ感情さんの悪影響をイメージによって弱める手順と、その考え方について解説します。

例を挙げますが、感情の五感刺激(例2-4)は、下記のように記述されることがあります。

(例)
「『◯◯してはいけない/◯◯できない』の感情は心臓のあたりにあるようだ。色は深い緑、形は不規則な多面体かもしれない、小刻みに振動するような音がする、ゆっくりうずを巻くような動きがある。重い軽いはよくわからない。」

これらの五感刺激を種類別に整理すると、下記《 》のようになります。

(例)
「深い緑」→《色》
「不規則な多面体かもしれない」→《形(輪郭)、大きさ》
「小刻みな振動音」→《音》
「ゆっくりうずをまくような動き」→《動き》
「よくわからない」→《重さ》

五感刺激は、大きく下記のように分類できます。

視覚(見え方): 色、形
聴覚(聞こえ方): 音
体感覚(感じ方): 動き、重さ

色、形、音、動き、重さなどが、視覚、聴覚、体感覚のチャンネルに整理されます。

2-4でチェックした自分の「思いこみ感情さん」の姿は、どのようになっているでしょうか?下記【 】の種類を参考に確認してみてください。

見え方(視覚):
【色/形/遠近/明るさ/深さ/大きさ/鮮明度/位置/立体】

聞こえ方(聴覚):
【音量/音程/テンポ/リズム/音の明瞭さ/距離】

感じ方(体感覚):
【動き/重さ/圧力/温度/感触/質感/輪郭/位置/強さ/方向】
※【 】が最小単位。

2-4時点よりも、詳細を捉えられるようになっているかもしれないし、姿を変えているかもしれません。現在の状態で、見え方、聞こえ方、感じ方はどうなっているかを、それぞれ【 】の単位で確認してみてください。

追加の情報があれば、2-11に書き足します。特になければ、2-4の内容でも構いませんが、今の言葉で、2-11にメモをとり直すようにしましょう。

次のステップ
📘 第2章:スキル2
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