解説:スキル1の目的は「モヤモヤ統合」
📘「感情のモヤモヤ」や「行き詰まり感」を止め、ポジティブな未来をより鮮明にイメージしやすい状態をつくりましょうスキル1の内容は、自然体へと調整すること。無駄な力みを抜き、ニュートラルな視点を取り戻すことで、本来のモチベーションを引き出すのが目的です。自分の状態が変われば、これまで見えなかった打開策や解決策が、自然と見つかるようになります。
スキル1を完了すると、感情の片寄りがゼロに近づき、より効果的な選択肢が見えやすくなるでしょう。ただし、スキル1がしているのは、実はネガティブ感情の「解消」ではなく「統合」です。ネガティブとポジティブは表裏一体で、視点を変えればネガティブ感情も味方につけることができるのです。
もともと強い情熱を持っていたり、生まれながらの天才でない限り、変革を起こし行動しつづけるモチベーションを常に保つのは難しいもの。「使えるものは何でも使う」という発想が必要です。ネガティブ要素でさえ、原動力として活用していきましょう。
一方で「悩んだことがない」「迷ったことがない」「行き詰まったことがない」というタイプの人にとっては、「モチベーションが湧きにくい、嫌で苦手な分野」に対する取り組みが課題になるかもしれません。その場合、「嫌で苦手な分野」に対する抵抗を減らすために、スキル1が役立つことでしょう。
結果が出にくいとき、自己評価は安定せずに、気持ちが上下しやすくなるかもしれません。フットワークも、重すぎたり逆に軽くなりすぎたりと、一定ではなくなります。こうした状況では、モヤモヤ/行き詰まりを感じることが増え、モチベーション全般が低下しやすくなります。
フットワークや自己評価の不安定さの原因は、「感情の偏り」です。この感情の偏りはゴールを見えにくくさせる障害です。これに適切な対処ができれば、白紙の未来をより想像しやすくなります。「ゴールのイメージを描きやすい」=「より曇りのない価値へ近づくことができる」ということです。
価値は常に私たちの身近にあり、無意識のうちに活用しているもの。感情の偏りを整えることで、思考/感情/行動が価値と共鳴し始めます。手順を完了すればより自然に現状を打開するのに十分なモチベーションが整います。