📘 [1-4]絵(映像)は、ぼんやりした見え方でも問題ありません。ここでは、そのイメージが成り立った背景、つまり「1-4達成」を成り立たせてくれた「条件」「理由」を言語化していきます。

【達成の「条件」とは】
ゴール達成には、それにふさわしい感情状態と、実際の行動が不可欠です。1-4の状態にも、それにふさわしい「感情のあり方」「行動パターン」「整った環境/状況」などがあったはずです。これらが「達成の条件」といえます。

・条件とは…達成の感情状態や行動を起こさせてくれた状況や環境

【達成したい「理由」】
そしてもう一つの重要な視点は、「なぜ達成する必要があったのか?(動機)」、「未来に何を達成したかったからなのか?(目的)」という問いです。つまり、原動力的な源にあたる部分です。その源というのは、人によって異なり、そこには価値観が色濃く表れています。この「理由(目的)」をしっかり言語化できれば、自分らしさの理解にもつながります。

・【理由とは】…達成へ向かわせてくれた内的な理由や目的

「条件=どうやって」「理由=なぜ」これらの2点を考えることで、1-4達成を成り立たせてくれた要素が明らかになります。この両方が、自分らしさ=価値観と直結しています。というのも、「価値」とは感情や行動の基盤となっており、自然と行動を促してくれる「理由や目的」の根本にもなっているからです。

そして、人が、「価値」を体現できているときというのは、次のような状態のことです…
・感情も行動も自然とポジティブ
・大切にしたいことを、実際に大切にできている
・自分にとって重要なことを、優先できている

このように、価値観を体現しているとき人は余計な力みがなくなって、自然体で力を発揮しやすくなります。これまでのあなたの人生でも、きっと自分らしい能力の使い方、自分に合ったやり方で、様々な課題や問題を乗り越えてきた経験があるはずなのです。そこには再現性のあるパターンや傾向が存在しています。

【1-5-1:考えるための質問】

・課題を実現/達成できるために必要だった1-4条件は?行動したくなった理由は?
・1-4の自分らしい能力発揮の仕方は?自分らしい問題解決の仕方/のり越え方は?

※1-4絵(映像)の自分をもう一度思い浮かべながら、その「ストーリー」を読み取るように意識すると良いでしょう

あなたが過去からつづけてきている「うまくいかせるパターン」に気づくための問いです。自分らしい達成や実現の仕方が存在しています。この質問の答えで、価値も同時に明確になります。1-4で想像した自分の「実現ストーリー」に目を向け、丁寧に観察してみてくだい。

【ポイント】
・1-5-1答えは単語・短い言葉・長めのセンテンスでもOKです
・簡単には言葉にしにくいかもしれないため、必要な時間をとりましょう
・考えすぎず、思いついたものから、自由に1-5-1に書き出してみてください
・脳に問いを立て、答えが湧いてくるまで「待つ」姿勢でやってみましょう

【進め方】
→ 1-4でメモした内容を見返しながら
→ イメージした「1-4自分」の姿に何度でも立ち戻って
→ 感覚を、そのまま素直に言葉にしてみてください

こうしたプロセス踏めば、意識していなかったヒントが自然と見えてきます。たとえば、スマホやメガネを室内で見失ったとき、「最後にどこで見たっけ?」と自問すると、時間が経ってからふっと答えが浮かんでくることがありますよね。それと同じように、脳は問いを立てることで足りない情報を補おうとし、自然と答えを探し出してくれます。

【例:1-5-1の答え(「仕事が爽快」だった場合)】

例1-4はなぜ、爽快に仕事ができる(できている)のか?なぜ、やりたくなっている?の答えを例として解説します…
・自分を信じられていたから
・信頼できる人が一緒にいてくれたから
・手順や知識が整っていたから
・多くの経験があったから
・体調がよくご機嫌だったから
・思考がクリアだったから
…など

など、どんな表現でも構いません。あなたの言葉で、思いついたものから自由に、実感に沿って書いてみましょう。

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