この記事でわかること:自分らしさのヒント

  •  自分らしさに気づく質問3つ
  •  「価値」は単純でシンプルで身近なもの
  •  他者からの評価は求めない、内側のモチベーションを優先する

📘前置きが長くなりましたが、本書で言う「価値」は次のようなものを指します…
・やらされ感なく、納得感とともに行動したくなる方向性
・課題や行き詰まりを解消させてくれる原動力

要するにモチベーションの源泉です。自分の価値をみつけるヒントとして、次のような質問を考えてみましょう…
・子どもの頃「やめなさい」と、止められてもやりたかった、やりつづけたコト/モノは?
・思わず身体が動き出してしまう「好き」や「得意」は?
・最近、寝食を忘れて没頭したことは?

それぞれの問いに対し、自分なりの答えを出してみてください。どんな答えでも、その方向にあなたらしいゴールが既に存在しています。たとえ答えの抽象度が高くても、具体的すぎても、また、いくつも出てきたとしてもすべて正解です。「モチベーションの源泉って…それだけ?」と思うかも知れませんが、価値とは単純でシンプルで、身近なものなのです。

普段は、無意識のうちに使っているため、意識に上げるだけで自然と理解が深まり、スキル実践を通じてわかるようになっています。ポジティブ感情を起こしている重要な役割なので、実践とともに理解していただきたいと思います。意識に上げられれば、操作が可能になる。操作が可能になれば、意図的にポジティブ感情を増やしていく方法へとつなげられる、ということです。価値そのものはゴールではありませんが、追及すればモチベーションがつづく状態をつくる助けになります。

「人から認められたい」「人の役に立ちたい」という気持ちは、多くの人が持っているものです。ですが、その思いだけを先行させると、モチベーションはすぐに不足してしまいます。モチベーションが高まることで、「気づいたら人から認められていた」 → 「夢中になっていたら、結果として人の役に立っていた」というのが、正しい順序ではないでしょうか。

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📘 第1章:
「結果が出やすい人」 を読む

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