この記事でわかること:自分をリードする力は自己対話から
- 限界や制限は思い込み。他人ではなく、まずは自分との対話が必要
- ゴール設定でも、本当に望む結果を得るなら自己対話を深めること
- セルフコーチングは”変わりたいとき”のパートナー
📘本書の二つ目の目的は、本書のスキルの活用で、ゴールに向かって自分をリードし、本当に望む結果を得ていただくことです。
かつての私は、「家族は味方ではない」「応援してもらえない」という思い込みに縛られ、孤独感を感じながら育ちました(今は、「事実」と「思い込み」の違いが何かを理解しましたが)。ある時、「徹底的に個人の味方となって」「成功へ導く」というコーチングのコンセプトに魅かれ、自然とこの世界に足を踏み入れました。少しでも、自分のような状況に置かれた人の力になりたいと思ったからです。
意見の違いや、思いと行動とがかみ合わないせいで、人とすれ違ってしまうことは誰にでもあるものですが、そんなときどうしたら良いのでしょうか?ときには、利害関係のない第三者の方が話しやすく、それがきっかけで解決に向かう場合があります。
ですが、最もリラックスして向き合うことができる相手は、自分自身です。結果を出すことに「限界」や「制限」があるとしたら、その限界や制限を設定してきたのもまた、自分自身です。自分で、無意識のうちにそのセルフイメージを選び取って、受け入れてきてしまったためです。その「限界や制限の原因」を見極めたり、「未来のゴール像」を明確にするため対話を深めるにしても、相手が他人なら大変な労力を要するものも、自分相手なら効率よく実践できます。
本書を書いたのは、「セルフコーチングで、思っていたよりも多くのことができる」とわかったからです。
私の“万年低空飛行”だったセルフイメージを引き上げ、現実を自分で塗り替えられるようサポートしてくれた方法です。長年の試行錯誤を経てようやくまとまりが見えてきたもので、これから始める人の結果はきっともっと早いのではないかと思います。
本書が、「本当に応援してもらいたいとき、応援してもらえない」「本当に変わりたいときに、どうしたらいいかわからない」その答えのひとつになっているなら、うれしく思います。