この記事でわかること:不安は扱い方次第
- 不安はゴール設定に伴う自然な反応で、成長の前兆でもある
- 不安は「原因のある不安」と「漠然とした不安」分けて考える
- 不安に気づけること自体が、抽象度の高い思考ができている証でもある
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📘スキル1〜6を繰り返していると、意図と結果とが一致することが増えるでしょう。未来のゴールのイメージに慣れていき、「こんなはずじゃなかった」といった感覚が減り、「予想した通り(望ましい)結果になった」と感じる場面が増えてきます。
これは、ゴールに関する抽象的な思考が増えたサインで、良い変化といえます。一方で、注意した方がよい点もあります。それは、未来のことを広く考えられるようになるほど、不安も思い浮かびやすくなることです。知識や経験が増えると、未来を予測する力がついてくるのは自然なことでしょう。
ゴールを描くことで、望ましい変化につながっていきます。ただ、変化を前にすると、慎重に反応しやすい傾向もあります。ゴール設定によって、不安を感じやすくなる場面もあるかもしれません。
また、本書のテーマはモチベーションであり、感情に変化を促す方法であるため、その揺れに対して不安が生まれるのも自然なことかもしれません。ですが、事前に対処方法がわかっていれば、その不安を整えやすく、活かしやすくもなります。
本書では、不安を2つに分けて捉えています。あくまで本書での分類ですが、それぞれ、対処の流れが少し異なります。
【「具体的な不安」と「漠然とした不安」】
1. 具体的な不安感情
・変化に対する不安
・限界感を更新していくことに対する不安
・大胆なゴールを決意することへの不安
・未来の自己イメージ(像)に対する不安
…など、思い当たる理由がある不安感情
2. 漠然とした不安感
・思い当たるきっかけや原因がない、ふわりと漂う不安
・ひとつの不安をきっかけに、なんとなく広がっていく不安
…など、未来を意識する中で生じやすい漠然とした不安感
大まかな分類ですが、見るポイントはシンプルです。「原因がある不安か」「原因がはっきりしない不安か」という視点で見ていきます。不安は、落ち着いて観察してみることが役立ちます。どのように観察できるかは、その都度感じ方が異なるかもしれません。きっかけや原因に心当たりが「あるか」「ないか」という違いに気づけると、対処しやすくなるでしょう。以下で、それぞれ見ていきましょう。
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