この記事でわかること:
不安に強くなる2つの習慣とは→「能力底上げ」と「趣味」

この記事の要点

  •  不安は、能力と目標のギャップから生まれる
  •  ゴールを下げず、能力の方を引き上げること
  •  趣味に没頭することは、自然な自己成長につながる


不安を予防する長期的な対策を、2つ紹介します。

【1】能力を上げる

能力に対してゴールとのギャップが大きいとき、不安や緊張を感じやすくなります。課題や目標のレベルを下げるという方法もありますが、本メソッドでは、どちらかといえばゴールはなるべく妥協せず、できる範囲で高いままに保っていくという方向性を大切にしています。課題・目標は、はるか高く遠く大きなゴールにまで、少しずつ前向きに引き上げながら、スキルを活用しつつ「ゴールは下げずに、能力を少しずつ高めていく」という考え方が役立つことがあります。

【2】趣味

趣味は無条件に楽しいし、リラックスもできます。すぐに何かの役に立つとは限らなくても、お金を払ってでもやりたいと思えることです。人に「やめなさい」と言われても気持ちが自然と向いてしまうことなので、探求心も続きやすいのです。知恵や工夫も自然と積み重なっていきます。没頭するほど経験や情報が増えて、プラスの価値のエネルギーも積み重なります。趣味に関してなら、少し高すぎる目標を持っても楽しみは増えやすく、不安につながるということはないかもしれません。

ヒトは、考え、道具を使い始め、工夫を重ねる中で前頭前野を発達させてきたと考えられています。道具を使いたくなったのは、どんな理由からでしょうか。その出発点には、個人的な関心やモチベーションがあったのかもしれません。望む未来を想像して、抽象度を上げながら理性的・論理的に考え、判断して、行動を選ぶ、というのが始まりのひとつだったと思います。つまり、今日よりも明日をより良くするため「できる」「やりたい」ことを、日々選んでいくだけで、前頭前野の働きを日々活かす選択をしているといえるでしょう。

不安寄りの感情が身近になったら、スキルを選んで日常に取り入れてみて、扁桃体のはたらきによる変化を感じてみましょう。そのときに合った方法を選んでもらうことが大切です。選び方は、次の「第4章 スキル3~6の長期活用のしかた」の冒頭で触れています。

扁桃体の「感情の反応を強めやすくする」という働きをうまく活用して、未来の前向きな記憶を意識することでモチベーションにつなげる、というのがメソッドの趣旨になっています。本書のスキルを意識して過ごすことで、元の状態に戻ろうとする(ゴールに抵抗する)無意識の働きを整えていく助けになるでしょう。

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