セルフイメージは、出る結果に直接的な影響力を持っています。

セルフイメージとは、自分に対する思い込みが集まったもの。

思いこみは無意識の部分も大きいので、変化させるには、精神論やポジティブシンキングだけでは足りません。

そこで、認知心理学にもとづいた、ゴール設定とアファメーション活用方法を紹介します。

ゴールを設定は、「挑戦的なゴール」というよりも、「限界をやすやすと突破している自分の姿」をイメージする、という形をとります。

そして、アファメーションは、よそゆきのものではなく、自分の本音に根差した実感のこもった言葉でなければ、効果はうすいのです。

以下、そんな話を書いています。

セルフイメージを高めるアファメーションとゴール設定

セルフイメージを高めるアファメーションとは

アファメーション活用と共にビリーフも処理すると効果的

アファメーションとは、

「自分はできる!」

とか、

「私は◯◯な人間だ!」

など自分に対して宣言的に繰り返す言葉のことですね。

3日坊主の私の場合、こういった一般的なアファメーションは習慣にできませんでした。

「そんなの無理」

や、

「いやいやそんな大した人間じゃないし」

など、反論じみたセルフトークが、即座に意識にのぼってきてしまうので。

だから、呟いて早々に、時間の無駄!効果なし!と思ってしまったものでした。

でも、セルフイメージを変えるために、アファメーションは、まるで必須のように言われているところがないでしょうか?

試行錯誤の末、正しいやり方があることがわかりました。

数年かかって、やっと腑に落ちた(結果が出た)方法ですよ。

ちなみに、認知科学、認知心理学、NLP、モチベーション理論、ビジネスコーチング、メンタルコーチングなど参考にしてきました。

自分でつくったアファメーションがベスト

アファメーションは自分でつくるから効果がある

正しいやり方なら、アファメーションは十分効果があることがわかりました。

言葉と記憶の働きを活用し、脳の扁桃体を味方につけるので、ちゃんと科学的なしくみがあったのです。

未来のゴール達成の感動を疑似体験できるほどにありありとイメージし、アファメーションはその瞬間につくります。

つくる、というより、「感動を素直に言葉にする」ことで、抽出するのです。

ゴールを妄想する、では足りません。

ゴールの自分に「なり切る」ことが必要です。

なり切りについては、変革が起こるマインドセットと、そのやり方というnote記事で書いています。

深い感動から立ち上がった言葉は、効果があります!

なり切り状態でアファメーションをつくったら、それを日常的にでつぶやいて使います。

アファメーションを意識的につぶやいても、無意識の中には「反論」が存在していて、元の自分に戻りやすいかも知れません。

そんな方は、ビリーフチェンジ系の手法やセッションを合わせると、より効果が高まりますよ。

どこかから借りてきたような、よそゆきのアファメーションは、どうしても表面的な効果になりがちです。

一時的な自己変革は可能かもしれません。

でも、根本的な限界突破がかなうかどうかは疑問です。

なぜなら、私自身がその方法で変化できなかったので。

リバウンドなしの、長期的な変化を望むなら、アファメーションはオリジナルがおすすめです。

誰かの真似をした言葉ではなく、自分の言葉ですから!

ゴールを達成している自分の姿をイメージして、その自分に時間をとってなり切る。

なり切ったら、感情が高まっているポイントでつくると良いでしょう。

セルフイメージを高めるゴール設定とは?

自分の限界を越えたゴールを設定しよう

限界をやすやすと、自然体で突破している自分の姿が正しいゴールです。

セルフイメージの高さは、ゴールの高さに比例します。

セルフイメージは高めたいなら、ゴールも高めないといけません。

・妥協のゴール
・身の丈のゴール
・ちょっと頑張れば達成できそうなゴール

どれもNGです。

限界に挑戦するゴールでも、まだ足りません。

ゴールがwant to、好き、楽しいならモチベーションが増える

やりたいことであり、それ自体が好きで楽しい、という感情は、モチベーションの源泉とつながるヒント。

want toなら、やらされ感なく達成しやすくなります。

好きで楽しいことなら、楽に能力を発揮することができる、自分らしい方法ややり方だ、ということなんです。

未来を選ぶ

未来を自分で選ぶ、という立場をとりましょう。

誰にも主導権を渡してはいけません。

不安感や恐怖心の原因はそこにあります。

とくにイメージの世界は、「ひとり、一宇宙」で、自分以外には、誰も存在しない世界だから、自由そのもの。

どんな状況でも、自分のゴールを持って妥協しないことです。

スピリチュアル嫌いの私が誤解をおそれず言うなら、どうも、宇宙っていうのは、実現する可能性のある世界は無数に存在しているようなのです。

その無数に存在している世界は、それぞれ臨場感が高いのです。

怖いけれど、どうもそうらしい。

そんなことが、わかってきています。

だから、大切なのは、その「どの世界を選ぶのか」という自分の意図が頼りなんですね。

だから、諦めたり、誰かに主導権を渡す、という意図をあなたが持つならば、本当にそうなっちゃいますよ、っていうことです。

自然体で限界突破できる理由

私は、Have toをやり切ることがなかなかできない人間。

Have toを極力避けてきたつもりが、避け切るっていうのはこの社会では当然むりで、ピンチに陥ったこともありました。

そんな私が、自分の状況を変え、こだわって完成させたメソッドは、

Have toを動機にしない/Want toを優先する

という方法になりました。

頑張りすぎずに、限界突破できる方法。

正確には、Have to要素もあった方がモチベーション維持にはプラスになるのですが。

そもそもモチベーションという言葉はHave toの意味があります。

私自身、ストレスに弱いし、体も強くはなかったりして、無理も我慢もできないので、なるべく頑張らないメソッドに。

そして、私の体験も含んでいるのですが、仕事を抱え込んでしまって、どうしても忙しくなってしまうような人も、状況を好転させられるでしょう。

忙しくなくなるわけじゃないですよ、忙しさの中身が変わってきますね。

人の上に立つ方も、自分を変革できた!という経験があれば、人を育てるのは容易になります。

人は成長して伸びるものだ!という信念が強くなるからです。

信念の良し悪しだけで、人の育ち方には影響してしまいます。

何を教えたか?という中身の問題ではないんです。

話がそれましたが、



そもそも、どんな立場にあっても、行き詰まりや問題をかかえがちな人は、無意識ですがはっきりとゴールを持っているので、マイナスをプラスにひっくり返せば良いだけですから。

マイナス要素も、そんなに影響力が強いなら、ひっくり返して味方につけてしまおう!

っていうのは、日本独自のものらしいですね。

日本人らしさ全開、そんなコーチングメソッドになっています。

西洋の自己啓発のメソッドが、例えばそれで人を育てようとするとしても、日本人にそのまま当てはまらないし、あまり役に立たないのも、そのせいだったんですね。

そういう意味で、今までにはなかった方法だと思います。

セルフイメージの高める6つのワーク

メソッドの一部ですが、セルフイメージを高める簡単なステップを紹介しますね。

限界突破ゴールを設定する

前述したように、現状の自分の限界を突破している、かつ、心から望むwant toのゴールをイメージしましょう。

ゴールの世界の、文脈情報、状況、背景なども含めて。

その環境で、やすやすと、ソツなく、自然体で限界を越え、達成、実現している自分の姿をイメージ!

ゴールの自分の姿を、詳細にイメージ

このゴールはイメージなので、数値や期日などの具体詳細は不要です。

そもそも、未来は漠然としかイメージできません。

ただ、未来の自分の姿、つまりセルフイメージは比較的詳細にイメージしやすいものです。

限界を突破している(ゴールを達成している)自分の姿を、ありありと、具体的にイメージしましょう。

イメージしにくければ、実現している人の話を聞いたり、どんな生活か情報をあつめたり、構造や体系について網羅的に情報をあつめましょう。

検索や動画は手軽ですが、できれば直接の話をきいたり、体験するのが良いですね。

本を重ねて読んでいくなら、情報を網羅できます。

You Tubeなど動画よりも、本を読む方が情報量は多いですよ。

詳しい知識のあることなら、イメージも浮かびやすくなります。

それができたとして、ただのイメージですから記憶からは、どうしても消えやすいですよね。

だから何度も繰り返しイメージするとか、アファメーションを活用して維持するか、どちらかをする必要があります。

アファメーションでイメージを再現する方が効率的なので、おすすめしています。

フリをするのではなく、ゴールの自分になり切る

未来のイメージ記憶として残すためには、成り切りのプロセスが必要です。

ゴールの自分の姿を、客観的にイメージするだけでは足りません。

主観の視点に移動しましょう。

なり切る手順

擬似経験値、セルフトークや信念、価値観、自己認識も強化される

セルフイメージを構成するのは、
・セルフトーク
・信念
・価値観
・自己認識
などです。

それぞれについて、変化をつくるスキルは、個別に存在します。

例えば、セルフトークを変える技法、信念を変える手法、◯◯メソッド、◯◯療法、みたいな感じですね。

どれも、意識化や言語化が基本です。

それぞれ個別にスキルは存在しますが、それとは別に、ゴールの自分の成り切り体験を成功させれば、これらすべてを 「やんわりと」 いっぺんに、変えることができていきます。

やんわり、長期的に、です。

いきなり変わったら別人になってしまうし、重要なのは、

・自分で選ぶ
・自分で意図する

ことです。

やることの中身はシンプル、ゴールの自分に成り切ることです。

脳に「これ(ゴール)は現実だ」と勘違いしてもらうというというのが重要なステップ。

現在の出来事として勘違いすると、ポジティブ感情が引き出されます。

例え勘違いでも、その状態をなるべく長く維持できるなら、ポジティブ感情も維持しやすくなりますよ。

高めたセルフイメージは、アファメーションで維持せよ

アファメーションはオリジナルが良い!

ゴールに紐づけたアファメーションをつくるのは、簡単。

ゴールの自分に成り切った状態で、感情がいちばん高まっているときに、セルフトークを記述的に抜き出します。

アファメーション文章は、現在形が良いでしょう。

ゴールでの自分の感情を正確に表現しているなら、ほかに特別なルールはありません。

忘れないようにメモしておきましょう。

リマインダーにセットも良いですね。

1日2回、習慣にすれば、高い自己イメージを維持しやすくなるでしょう。

記事の方法があなたに合っているなら、これだけでも変化は感じますよ。

より個別のスキルは、うまくいったら、そのあとで探して学んで足していけばOKです。

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