成長や達成のためにセルフイメージを高めることは必須。
ですが、セルフイメージ変更の成功と失敗は紙一重で、区別もつきにくいもの。
避けるべきポイントや、うまくいく方法を解説します。
筆者の体験も、書いてるよ。
セルフイメージを高めるには?
ゴール設定:不安になるほどゴールを高めるのが効果的
セルフイメージを高めるには、自分のゴールを高めます。
自分の限界をやすやすと、ソツなく超え結果を出している自分の姿をイメージしましょう。
ゴールはモチベーションや行動を生むための手段なので、想像するだけ。
そして、想像する+「決意」が必要です。
それを、自分の時間や労力と引き換えにして、本気で目指す決断をします。
セルフイメージを変更する方法は存在します。
なので、くれぐれも、本当に実現してしまっても困らない(?)ものにしてくださいね。
そこに白黒つけてこその「ゴール設定」になります。
私はこの方法を使い始めて、セルフイメージが本当に変わってしまうので、ゴールを決める前に、本当に望む姿かどうかをよく吟味するようになりました。
ちなみに、セルフイメージは認識とか思い込みのことなので、あんまり派手に現実が変わるっていう意味では、ここでは言っていませんので。
現実が、ゴールの見え方聞こえ方感じ方にズレていく、という意味です。
知覚が変わることで、反応も行動も変わって、だからだんだんと結果も変わるんですね、その位です。
でも、本当に変わるので、「本当に変わってしまっても、OKかどうか」は吟味しましょう。
本音で望むWant toであればOKです。
Want toでも、実現してしまったら
「スゴすぎて(ギャップがありすぎて)怖い」
という場合があるかもしれません。
実はそれはとても優秀なゴールです!
Want to+怖い、はセルフイメージを高めるために効果的なゴール。
こんな風に「Want to、かつ怖い」ゴールを設定しましょう。
ゴール設定が成功したら、
「本当に実現しちゃったらどうしよう」
「家族とか友達に嫌われるかも」
といったことが心配になるかもしれません。
身の丈に合わないゴールは不安になるものです。
でも、ゴールの大きさや高さはそのままモチベーションになるので、大きいほど高いほど、良いゴールになりますよ。
不安感がモチベーションの障害になってしまう
ただし、その決断による心配とか不安っていうのは、そのままにしておいてもなかなか消えてくれません。
気合いで向き合う、という方法もありますが、そこまでするならリラックスの練習をしている方がマシ、というのが私の考えです。
NLPのリ・インプリンティング、という技法で解決できますので、必要でしたら調べてみましょう。
ビリーフチェンジという技法も良いかもしれませんね。
これらは、いわゆる、心のブレーキ外しの技術になります。
頑張らなくても、こういった技術(セッション)を活用しましょう。
私の講座でもビリーフを変えるセルフコーチングを提案していますよ。
不安はビリーフの書き換えスキルで解消可能
数十分のうちにビリーフの書き換えを体験した人は、魔法のような結果に感動して、ハマってしまうことがあります。
私がリ・インプリンティングというスキルを学んだとき、周囲の人は一様にそのスキルばかり毎日使っていました。
私もその一人だったのですが、数か月後に大変なことに気づきました。
セルフイメージを高める際の注意点
ビリーフ解消に専心することなかれ
ビリーフ解消が成功しても、ゴールがないと、どこにもたどり着かないんです。
実感としては、自分の内面が変わった確信があっても、現実がそんなには変わっていなかった。
単なる「自分の中身の、現象だけが変わった」だけで終わっていたような感じです。
時間をさんざん無駄にして、このことに気づきました。
ビリーフ解消技術にハマってはいけません。
ゴールに対して、正確に、必要な分だけ修正すべきかと思います。
時間は有効に使いたいものですね。
未完了タスクの完了を追うことなかれ
できていないこと、未完了のタスクをリストアップして、ひとつひとつ、それを実行しましょう、という指導は正しいのでしょうか。
例えば、積ん読になっている本全然読めていない、あの人に連絡してない、郵便局に行かないと、机の上整理整頓は、冷蔵庫の中のあれ賞味期限大丈夫かな?などなど。
Have toのリストは、多分あなたのゴールではないですよ。
Want toのリストなら、ある意味では賛成できますが、完全には賛成できません。
なぜなら、「完璧」なんて人間むり。
中度半端なタスクはいつでも存在しています。
それは正常で、尽きることがなく、それで良いのです。
リスト完了を全部追わないことです。
優先順位は価値にそって決まっていくのが理想で、ある価値を優先すれば、優先されない価値も当然出てくる。
だから、全部できなくてもいいんですよ。
全部できてしまうとしたら、自分の貴重な時間を無駄に使っていることになります。
Have to案件は、期限が迫ってきたら自動的にやる(やらざるを得なくなる)ので、放っておけばOKです。
その場合、やるしかないのでモチベーションは必要ありません。
私はいつも、人に迷惑がかかること以外Have toはギリギリまで先延ばし。
しかも、自分のゴールに関係しているものなら、放っておけば自然にWant toの範囲に入ってきて、考える前にやっていることが多い。
範囲に入ってこなかったら、やる必要がなかったんだ、で終わるものも多いです。
大事なのはバランスで、全部やろうとしないこと。
無理に完了させようとするなら、リストがひとつでも残ったら、気持ち悪いわけですよね?
その方がセルフイメージが下がる。
自分のゴールに関係することが日々完了していれば、モチベーションもセルフイメージも下がりませんので。
メソッドが生まれた背景
失敗がもとでメソッドになった
不安感を無視して高すぎゴールを設定
不安、とか、怖い、という正直な感情を無視した結果、体調を崩し始めました。
それでもWant toが動機でゴールもあったので、最終的には何とかなりましたが。
ゴールに関する情報や知識が集まると、モチベーションが上がります。
何をどうしたいのか?が詳しくわかってくるわけですね。
ゴールをイメージしやすくなるとテンションも上がるため、私は、能力も経験も足りないゴールを設定して、どんどん行動してしまったことがありました。
ゴールの中身を知らないので、能力も経験もない、っていうことに気づかなかったのです。
起業したいことは確かでしたが、何から始めたら良いかが全くわからず、デタラメな行動だったと今は思います。
それでも、今はやってみてよかった!と思っています。
失敗して初めて、具体的にどんな知識や経験、スキルが足りないのか?が明確になったからです。
何がどういう風に足りないのか?わかったので、そのギャップを埋めるための実のある数年になりました。
足りない状況でも、何をどうすべきか、何から始めたらいいかがわかっている、という安心感と充実感がありました。
その結果崩れた体調と、その後
同時に、体調を崩したのは自分の態度やマインドセットの何が原因だったのか?、その自己対話もつづけてきました。
振り返れば、原因をつくるような生活態度や考え方をしていたわけです。
食べるより本を読む時間が欲しいので自炊をしない、とか。
考えるのが面倒だから同じものばかりを食べる、といった習慣。
自分さえ我慢すればいいとか、自分さえ頑張れば良いとか、そういったマインドも。
間違っていました。
今は、悪い習慣は修正して、体調管理もできていますよ。
身の丈をこえたゴール設定で、まわりの人に邪魔される足を引っ張られるなど
身の丈を越えたゴールを設定してきました。
「今の自分とは笑っちゃう位ギャップがある、、、でも心からWant to」といったゴールのこと。
高いゴールを決意すると、周りの人は異変を察知します。
そして、邪魔してきたり、足を引っ張ってきたり、マウントをとりまくってきたり。
でもこれは、ご本人も無意識にやっていることだと、最近は思います。
だから、気にしなければ問題ないのですが、気にしている限りは悪影響を受けてしまいます。
物理的に距離をとったとしても、心の中で気にしていれば、影響を受けてしまう。
だから、自分の内的な問題が原因です。
ゴールに対する、ちょっとしたブレ、迷い、妥協感などが原因でしょう。
他人からみれば、
「私にはできません。邪魔してください」
と、顔に書いてあるかのように見えている、というのが理由です。
さらに不安が増幅
ゴールに対して能力が追いついていないと、不安が大きくなります。
メソッド内では、能力開発についてはあまり言っていません。
ゴールとのギャップを埋めるために必要なスキルや方法は、人それぞれだからです。
自分で試行錯誤するのが一番の近道なんです。
見たり聞いたりしただけよりも、自分で見つけたスキルや方法の方が、血になるし肉になります!
そして、能力がゴールに追いついてくると、当たり前ですが不安は減りますよね。
その意味では、最初は仕方がない。
私は、不安が大きくなると、こう考えるようにしています。
「不安だ!つまりこれは、確実にゴールの方向を向いている証拠だ」。
ひとつ注意点は、不安があまりに長期だと負担なので、短期で止めるようにしましょう。
心も脳も同じもの。
だから、物理的に不安を止めるのがおすすめです。
方法はいくつかありますが、簡単でおすすめなのは、大臼歯で割りばしやペンをくわえて2分間待つ、という方法。
大臼歯で何かをくわえると、大笑いしたときの筋肉を使えます。
脳が「楽しい」と勘違いするまでに2分かかるので、それまで保持。
不安が増幅するのは、偏桃体のしわざです。
楽しい感情に切り替えてあげれば、逆に楽しいという感情が増幅します。
こんな風に、不安は早めに中断しましょう。
変化に不安はつきもので、不安にならないようなゴールは効果的ではありませんので。
セルフイメージを高めるメリット(私見)
ネガティブを力に変えることは可能
ネガティブもプラスに転換してしまうのがおすすめです。
リソースが限られているとき、使えるものは何でも使う方が良いからです。
日本には昔から、敵も味方につけてしまおう、という発想があります。
ネガティブ感情にも目的があり、モチベーションの源泉につながっていることは間違いないのです。
例えば、怒りの感情。
怒りは、自分にとって大切な、優先したい価値を侵害されたときに起こる感情です。
猛烈に大切にしていることや、ゴールが存在している証拠なのです。
その中身に気づくこと。
怒りで表現するんじゃなく、素直にそのゴールを目指せば良いだけの話なので、本来はシンプルな話。
アンガーマネジメントも西洋のものなので。
怒りをあるがまま認める、じゃなく、裏と表の関係の本質的な姿を認める。
大切にしたい価値を優先でき、そのゴールを達成できるなら、怒りは必要なくなりますので。
だから、ネガティブは、プラス方向の原動力へ転換するのが効率が良いでしょう。
自己評価が上がり人間関係がスムーズに
自分にとっての価値がきちんとゴールに含まれていき、ネガティブ感情が減ると、人間関係はもっとスムーズになります。
なぜなら、ネガティブ感情にともなっていた、ネガティブなセルフトークも減るからです。
セルフトークは心の中での会話とかつぶやきのこと。
ネガティブなときは、自分や他人に対して、心の中でネガティブなジャッジを多くしてしまっています。
物事も、減点評価で見ています。
自分や他人の、ここがダメ、ここが足りない、できていない、良くない、など。
ネガティブなセルフトークは、顔つきや目つき、雰囲気、歩き方にまで現れますので、隠すことができません。
隠しているつもりでも、人には伝わっている。
コミュニケーションは非言語の部分でおおかた完了してしているので、人間関係がスムーズでないなら、ここに注意。
隠すべきものがそもそもない人は、無害な感じが、他人にも伝わります。
突然ですが、私の短所は、
・3日坊主
・先延ばし
・石橋を叩いて渡らない
・石橋を叩きすぎて壊すこともある
など。
そんな、できない自分を非難するセルフトークが昔はとても多かったんですね。
それがどうなったか?
メソッドのおかげで、ネガティブなセルフトークの多くが中和されました。
それと同時に、低かった自己評価もニュートラルに変わっています。
1日のうちで、気持ちがダウンすることが減り、テンションが変に高上がりすぎることもなくなった。
すると、あからさまに足を引っ張ったり、嫌味を言われたりすることもなくなりました。
今は、知らない人とも会話を楽しむことが多いですね。
争いごともギクシャク関係も減りました。
まるで敵と思えていた相手も味方になってきたり。
地球が平和にならない限り、ゼロにはなりませんが。
時間の流れが解決した部分もあったかとは思いますが、内面が変わったことで外の世界も変わった!というのが私の実感でした。
不安は幻想
私は、疑り深くて慎重。
不安感がやってくると、えいっと行動して振り払う、ということができませんでした。
無理をしてやってみたことはあるけど、体調に悪影響がでてしまうので。
不安を抑えるのでなく、自分のゴールにそったポジティブな価値観やビリーフを育てて確立する方法をとってきました。
それが自然体でモチベーションがつづくメソッドとなり。
今実感をもって言えることは、不安感は過去の記憶だということ。
今現在の事実とは違うことも多い。
過去の危機に似た状況になると、偏桃体が反応して、ネガティブ感情を拡大する。
これが不安感の正体。
でも、人間なので、理屈ではそうわかっていても日々不安は生まれて全然オロオロしたりしています。
それで良いと思います。
不安は無意識的な反射。
闘うか逃げるか瞬時に判断しないと、逃げ遅れるから本能なのです。
考えている時間は命を危険にさらすので、不安感はそれなりに役立つもの。
でも、現代だと、冷静に考えた方が良い場合の方があきらかに多いでしょう。
このからくりに自分で気づかないと、高くて挑戦的なゴールを持っていると、不安のスイッチが勝手に入って拡大してしまいます。
かくいう私も、ゴールに挑戦していることもあり、不安感情は身近。
仕方がないので、最大限に備える行動をとったり、環境を整えたりはしています。
でも8割9割不安は実現していないですね。
ネガティブな偏桃体活動は時間の無駄、と言い切る心理学者もいます。
一方で、平気で赤信号を渡らないためにも、ネガティブな偏桃体活動はやはり必要。
つまり、適度なコントロールが必須になってきます。
私は悟りを目指しているわけではないので、完全にはコントロールできていません。
不安感を物理的に中断するには、前述したように、大臼歯で割り箸などを噛んで2分待つのがおすすめです。
長期的な不安対策があるとすれば、前頭前野の活動を意識的に高めること。
偏桃体活動を抑えることができます。
前頭前野活動というのは、
・思考や感情を客観的に観察
・意識的な判断
・未来の計画
・抽象的思考
・論理的思考
・理性的思考
・概念の整理
・目標設定
・共感性
などのこと。
未来の自分の姿をイメージしたり、ゴールについて考えることに時間を割きましょう。
それだけで、無用な不安感は止まり始める。
やってみると、さらにメリットがあります。
ポジティブ感情に傾いてくると、扁桃体は、今度はポジティブ感情の方をどんどん拡大してくれるのです。
そうなれば、ゴールに関係あることが見えやすく、聞こえやすく、感じやすくなります。
いずれにしても、高くジャンプしようとすれば、膝を深く曲げて沈み込む必要があるのと同じで歪みは生まれてしまうもので、ネガティブ感情とはうまく付き合う必要があるでしょう。
自信はないままでOK
自信はなくても、自己評価が上がれば大丈夫でした。
自信という言葉は広い意味で使われていますが、正確には、特定のスキルに関する概念です。
スキルっていうのは後付けで備えるものなので、そうすると、やったことがないことに関してもともと自信がある人はいない、という定義になっていきます。
経験がないことに関して躊躇がないなら、失敗しても立ち直れる確信がある!ということで、自己信頼が高いのでしょう。
自尊感情も、自己肯定感も強いのだと思います。
「自信」はなくてもOKなのです。
必要なのは、
・失敗しても自分は大丈夫だ、という信念
・失敗してものり越えられる、という自己評価
詳しく言うと、
・失敗しても、今までのり越えられた
・失敗しても、今ものり越えられている
・失敗しても、きっと未来の私ものり越えられる
という確信であって、自己評価です。
加えて、ネガティブなジャッジの量が少なければ、前に進みつづけることができます。
これらの自己評価があれば、自信はなくて大丈夫です。
セルフイメージは「価値の発見」で高まる
価値は、自分が重きを置いていることです。
優先したい、まもり抜きたいものでもあり、自分らしさと直結しています。
より普遍的な価値としての例は、平和とか、善などになるでしょうか。
多くの人は、それを言語化できておらず、無意識です。
自分にとって本質的な価値を発見できると、モチベーションは枯れなくなります。
Want toが山ほどあるからです。
簡単に諦める、ということもなくなって、しつこくなってくる。
少なくとも、私は自分の原動力となる価値を言語化でき始めた頃から、セルフイメージが上がりました。
正確には、上がったり下がったりして不安定だったのが、ほどほどの高さで安定しました。
価値を発見するには、ゴールに自分になり切って、ゴール達成時の感情まで疑似体験ができた瞬間に
「何が、私をこんな気持ちにさせてくれるのか?」
という質問を自分に投げかけて、その答えを待つだけです。
ただし、一回で見つかることはないので、ワークを繰り返す必要はあります。
沢山の答えを長期的に振り返って、断定できる感じです。
これは、メンタルコーチングの技術。
拍子抜けするほど簡単ですが、これが、自分の源泉となるモチベーションを発見する方法。
頭で考えて出る答えは、雑念や刷り込みの偽物の価値などが混ざりやすい。
だから、体が持っている答え(無意識領域の答え)を引き出す必要があります。
だから、ゴール達成の自分になり切って、感情を体験するのは必須のプロセスですよ。
やってみてくださいね。
それまでの、小手先の工夫での限界突破はムリでした
私は自称3日坊主で、それを変える勇気はいまだにありません。
目立つことは嫌いで、ブログも何年も放置。
典型的な末っ子性格、ガッツはなく、面倒なことは人任せにしたくなる。
どうということはない学校を出てどうということはない職に就いてきました。
それでも、本音では起業したいし、本当はデキる人間になりたかったんです。
これをすれば変われる、自己変革できる、とうたっているありとあらゆるスキルを学び、ワークに取り組みました。
例えば、
・成功体験を振り返る
・今日できたことを数えて記録
・感謝できることを数えて記録
・今日良かったことを数えて記録
・自分で自分を褒める
などなど。
しかも、一緒にやってくれる友人を得て長期で毎日やってみました。
結果、効果なし。
変われた!という確信はありませんでした。
今にして思えば、これらは振り返りなので、全部「過去」なんです。
未来は白紙のはずで、そこに新たなパターンを描きたいのに、やっていることは過去のパターンを振り返って再現してしまっている。
だから、変われませんでした。
無理や我慢、頑張らないで変われる方法が知りたかったのですが、なかったので、試行錯誤してきたらメソッドになりました。
ちなみに、3日坊主は変わっていませんが、それでOKだと今は思っています。
4日目以降、気の向くまま放置しておいたら、モチベーションがもっと上がった状態で戻ってきてくれるからです。
上がったセルフイメージの維持は、アファメーション活用が必須
未来のゴールのイメージは、よほど強い感情体験がない限り、記憶に残りにくい。
すぐに現在の臨場感に引き戻されます。
ただし、その「現在」っていうのは、記憶の残骸で繋ぎ合わされただけのほぼ適当なものなので、結局は過去なわけですね。
だから、日常はパターン化しやすく、新鮮さがなくなりやすいんです。
ゴールの自分をありありとイメージして、なり切って、感情を味わい切ることができたら、その瞬間にアファメーションをつくります。
何が達成されているのか?何が起こっているのか?どんな気持ちなのか?
などを素直に言葉にできたら、それが立派なアファメーションになります。
体験が深いほど、効果的なアファメーションとして働いてくれます。
言語化することでも記憶に残りやすくなる。
その言葉とともに、ゴールでの出来事や情景もメモしておく。
朝起きたときや夜寝る前の、一日2回唱えます。
唱えると同時に、ゴールの出来事や情景もイメージするようにしましょう。
声に出さなくても、読むだけ、とか心の中で唱えるだけでも、やらないよりは全然ましです。
大事なのは、毎日忘れずにやること。
望むゴールのために時間をとるのは自分のためになるのにもかかわらず。
「今日は(やらなくて)いいや」
とか、
「こんなことやってどうなる?」
という気持ちが起こりがちです。
それは、ホメオスタシスの罠ですので、ご注意。
アファメーションは自作せよ
例えばですが、極端な話、
「自分は天才だ」
なんて、そもそもまったく思っていないのに、
「私は天才だ」
をアファメーションにするっていうのは、やる前から効果がないってわかると思うんです。
心から信じていないし、感情も動いていないアファメーションは、アファメーションというより言い聞かせに近い。
だから、他の誰かにとってそれが効果があったからといって、同じ言い回しを真似したり、適当に選ぶというのはやめましょう。
コーチをつけない、セルフコーチング
コーチングスキルっていうのは、そもそもはセルフコーチングのことのようです。
なぜなら「教える」っていう要素を排除すると、どんどんセルフになるんですよね。
コーチングの究極のコンセプトは「教えない・引き出す」なので。
教えるとかアドバイスの要素が強くなるほど、他人(コーチ)が必要になってきます。
私は、教えて欲しいわけではなくて、「これだ!」という自分が本当に望むゴールについて情報を知りたかっただけでした。
その方法がわかった上で、ならば、今でもコーチンングこの人から受けてみたいな、っていう人はやっぱりいますが。
でも、セルフはセルフで他人の価値観とかジャッジが入ってこないという意味で、とても有意義な自己対話の時間になります。